第525回 神戸お話伺いメモ 2011/3/12 [2011年神戸お話伺いメモ]

80代男性,一人暮らし。中央区で全壊。ポートアイランドの仮設住宅で3年間過ごしたあと,この復興住宅へ。交通事故で妻を亡くしてから50年間一人暮らしなので慣れている。この4月からまた家賃が上がるので,今後が少し心配。脚に痛みがあり風呂に入るのが大変。交通費が面倒なものの,病院へは一人で行けるので,今のところはまだ幸せな方。

80代女性。須磨区で全焼。自分は外へ避難できて無事だったが,地震後間もなく家はきれいに焼けてしまった。

90代男性,一人暮らし。東灘区で全壊。ポートアイランドの仮設住宅を経てこの復興住宅へ。家賃が上がっていくのが困る。中国南部~台湾に兵隊に行ったこともあり,戦後神戸に来て若い頃から長く配管工をしていた。病気は特にしたことがない。脚がやや不自由で,時間をかけて出てこられ,棒に掴まりながら玄関口でお話し伺いに応じてくださった。何度も危ない目に遭っているが,外出には自転車をよく使う。8万円もした補聴器のボリュームを上げて使っていて,時々ビーッという雑音が。部屋はかなり綺麗にしている様子。普段話し相手がほとんどなく「早く死にたい」と思うこともあるが,時折近所の人が話しに来てくれる。

70代女性,50代男性。インターホン越しに女性の声がしてからしばらくして男性がドアを開け「母は今トイレに…」とのことだったが,安否確認程度のお話を伺う。
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