第526回 神戸お話伺いメモ 2011/3/26 [2011年神戸お話伺いメモ]

60代、男性、妻と二人暮らし。中央区で被災。全壊。震災の時は山の方へと逃げた。視覚障害、ここに13年住んでいるが、知り合いが出来ないので詰らないという。ここでは“インターホン会話”だけだ。福祉に関するお金を貰えても安心できない。年金が減らされて生活が苦しい。仮設はポーアイ。仮設住宅での生活は良いものではない。なぜなら周りに仲間が居ないから。周りの人はどっから来ている人なのか分らない。挨拶もない。行政からの見回りもない。昔は田んぼの手伝いを良くしていたのだが。子供は3人、すでに結婚している。妻は今仕事。避難生活で欲しかったものは?着るもの、お金、食料(缶詰)との事。東海地震はもうすぐ来る。神戸は復興まで12, 3年かかった。東北は20年以上かかるだろう。東日本大震災は同じ震災を経験した者として胸が苦しい。頑張って下さいと神戸からエールをおくる。段々と話すうちに元気が出てきて、終わりは私たちと固い握手を交わした。

80代、女性、夫と二人暮らし。中央区で被災。半壊。避難所は一杯、食料の配給は来なかつた。お握りばっかり食べていた。水、電気、ガスはストップ。近くに井戸があってトイレはそれを使った。近くに蛇口5ヶ出来たのでバケツで汲みにいった。1ヶ月で電気復旧、2カ月で水・ガス復旧。ガスが通じてもお風呂が壊れていたので銭湯にいった。この震災で退職した。4月に家賃が上がる。あと2回上がり、最終的に3万位になる。
神戸で、空襲・水害・震災を全部経験した。その中で空襲が一番怖く辛かった。今回の東北の状況を見て、神戸での震災は「まだましだ」と感じる。17年前のあの年だから乗り切れた。津波は神戸の水害を思い出す。被災者どうしで励ましあおう。東北の復活を願ってやみません、とのメッセイジを頂いた。
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