第592回 神戸お話伺いメモ 2014/1/25 [2014年神戸お話伺いメモ]

前回の訪問は参加者7名でした。

・70代男性。東灘区で被災。全壊。入居15年。奥様とは震災前から別居。震災の時、息子が2階に、自分は1階にいて3時間生き埋めになった。その為、現在もコルセットをはめ要支援2だそうです。調理師で、150人分の弁当をつくったこともあると言われ、料理のエキスパートだと思った。この住宅でも4年前まで「男の料理教室」をされていたそうです。「花とみどり」のベストを持ってこられました。今はみなとのもり公園の花を植えるボランティアを4年間、続けているとのことです。阿波踊りや神戸まつりも好きで去年まで参加されていたそうです。今は、温室で種をまき、育ててられる。「明日は餅つきですよ」と言われ、しゃきっとされた70代でした。上の階の人が亡くなったが、死亡のことは言わないようにしていますと言われた。「寒い中、ご苦労様でした」と言葉を下さいました。(参加者の感想「背筋の伸びた、人生を楽しんでおられる、ナイスガイでした。笑顔がとてもすてきな印象を感じました」

・60代男性。支援シートあり。中央区で被災。半壊。「20年しか住めないので 後の事を考えます?」という内容で、意味不明。借り上げの「20年期限」と勘違いされているようだ。

・60代男性。中央区で被災。全壊。お父さんが天井の梁(はり)を肩で受けて、ほとんど即死状態。77歳だった。母は体が小さく、父が肩で梁を受けたおかげで助かった。小学校に避難し、仮設に2年間。水汲みが大変で、隙間風が寒くて、困ったそうだ。母親は昨年ここで亡くなった。91歳だった。ご本人は脳梗塞と糖尿病を患っておられたが、今は快方に向かっているとのこと。カラオケが好きだが、住宅のカラオケには好きな歌が少なく、カラオケボックスで「ひとりカラオケ」を楽しんでおられる。

・70代男性。インタホン越しに「結構です」と強い調子で言われた。

・70代男性。インタホン越しに「宗教ですか」などと言われ、丁重に訪問の趣旨を説明したが、「もう結構です」ときつい調子で言われた。

・50代女性。インタホン越しに「今、忙しくしているので」と。

・70代女性。表札にはAとあったが、小さくBと書かれていた。本人はBと言われた。東灘区で被災。一部損壊。ドアを10センチぐらい開いて話をする。5分ほどだった。震災後、東京の娘のとこに2,3週間行く。その後の様子を聞いている時、突然猫がドアの隙間から飛び出て、全員でなんとか捕まえて、家の中に押し込んだが、そういうこともあり話は終わった。ドアが少ししか開いていなかったのは猫が出ない為にそうされていたようだった。

・80代女性。中央区で被災。一人暮らし。60年近くレコード店を営まれていた。万引きによくあい、目を光らせていたそうだ。今年の1月にご主人を亡くされ、来年1月に一周忌をすると言っておられた。息子さん2人、娘さんが2人いたが、下の息子さんを先月病気で亡くされ、62歳だった。いろいろと大変で夜も寝れず、不眠症だと言われていた。神経痛で7年前は歩くのも大変だったが、今は大分良くなり、押し車を押して買い物にも行かれる。水曜日がデイケアで、1日体操をする。娘が週2回来る。別の娘が週1回来てくれる。孫もよく来て、一泊どまりで連れて行ってくれる、と楽しそうに言われた。玄関の壁にはご主人と行かれたハワイ旅行のお土産の壁掛けが何枚も飾ってあった。(参加者の感想「一人住まいだが、3人の子供が交互に訪ねてきて呉れて幸せな方だと思った」)

以上
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