第562回 神戸お話伺いメモ 2012/10/13 [2012年神戸お話伺いメモ]

前回の訪問は、新人2名を加えて、参加者7名でした

・80代男性,夫婦2人暮らし。東灘区で全壊。自分も負傷せず,妻も倒れかかった仏壇の下の隙間にいて助かったが,近くでは倒壊した建物の下敷きや生き埋めになって,何人も亡くなった。被災後は同区内の息子や身内の家で暮らした後,六甲アイランドの仮設住宅で4年過ごした。周りが皆出て行った後も,最後までいた。初めは,年を取って震災のことは忘れてしまって…とのことだったが,しばらくして話し出した。妻は寝たり起きたりで,自分が家事いっさいをしている。訪問時は入浴介助するところだった。

・70代女性,一人暮らし。灘区で全壊。地震の時は中央区の職場にいて無事だった。外に出て,野営しているような被災者の姿を見て,被害の大きさを知った。何とか30分ほど歩いて帰宅したら,自宅が倒壊していた。その日は一日中外にいて,近くの小学校に避難,迎えに来てくれた大阪の親戚宅へ。おかげで困らなかった。この部屋は借り上げ復興住宅なので,数年後には出なければならないが,その後は近くの市営住宅に行く予定だ。此処より狭くなるが,掃除も楽になって家賃も少し安くなるようだ。

・90代女性,一人暮らし。東灘区で全壊。この復興住宅に入居する前,六甲アイランドの仮設住宅に3年いた。人工透析のため週3回,4時間半かかるのがしんどい。手がしびれ,足腰も痛く,あまり出歩くことができないので,ヘルパーに買い物を頼むが,食事は自分で作る。訪問時,息子(60代)が訪ねてきて,母親を気遣う姿が見られた。

・70代女性。東灘区で全壊。近くの公園に避難した後,仮設住宅で4年過ごし,この復興住宅へ。借り上げ復興住宅の期限のことが一番心配。神戸市からは1回しか説明がなかった。高齢の母もおり,引っ越すのは厳しい。訪問時,息子夫婦が訪ねてきた。

・40代?女性。中央区で被災。今一番の悩みと不安は,借り上げ復興住宅のこと。お年寄りがいる世帯では今更引っ越すのも大変。全ての問題がここに行き着くのでは?

・80代女性,一人暮らし。地震の時は中央区にいた。ポートアイランドの仮設住宅に4年いた。
・50代?女性。「しんどいので…」と,とりわけ震災のことについて話すのが辛そうな様子。
・男性。ちょっと取り込んでいるところ。

以上
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