第531回 阪神・淡路大震災 傾聴ボランティアの募集 2011/6/11 [神戸活動案内]

 週末ボランティアは、阪神・淡路の被災者がこの度の東日本の地震を自らの体験と合わせてどのような思いを持っているかを直接聴く中で、その心を共有して行きたいと思います。

第531回、阪神・淡路大震災 傾聴ボランティアの募集

日時:2011年6月11日(土)午後1時~6時

集合場所、時間:三宮駅から南東徒歩5分「神戸市勤労会館」
・午後1時に702号室にご集合下さい。

訪問先:神戸市中央区、HAT神戸・脇の浜住宅

ご連絡は電話078-734-6544、携帯090-8121-9709週末ボランティア代表:東條健司まで


前回の訪問は新人1名を含む参加者11名でした。

第530回 神戸お話伺いメモ 2011/5/28 [2011年神戸お話伺いメモ]

・60代男性,一人暮らし,兵庫区で被災。居宅は傾いたが,2階が,自分がいた1階の上に落ちてこなかったため,怪我もせず助かった。震災の数年前から寝たきりの同居人女性の介護をしていたが,避難した近くの公園でも,近所の人が助けてくれ,世間にはこんないい人がいると思った。この復興住宅に入居してからも介護を続け,一時はストレスから1升の酒を飲んで紛らわしたことも。4年前,同居人が亡くなったときには落ち込んだ。そうしたことから脳梗塞で半身不随になった。九州出身で,6歳で両親と離れ,孤児院で少年時代を送ったこともあり,たくさんの人のお世話になってきた恩返しにと,介護を引き受けたが,後は自分の人生を全うするだけ。予告チラシを見て気に入ったと,訪問を心待ちにされ,室内に入れていただいて,1時間あまりのお話し伺いに。

・60代男性,一人暮らし,中央区で半壊。両親宅は全壊で,父は,天井の梁が落ちてきて即死に近い状態だったが,近所の人の助けもあって,いち早く病院に運ばれたため,丁寧に扱ってもらえたのを感謝している。この復興住宅に入居して10年あまり。母(90代)は老人ホームにおり,時々様子を見に行っている。昨年脳梗塞で倒れ,1ヶ月ほど入院したが,倒れたのが12月28日で,幸運にもまだ病院が開いていたので自分には運がある。母のためには死ねないと,倒れたことはまだ言っていない。糖尿病を患っており,コンビニ弁当ばかりだった食生活を見直し,野菜をきちんと摂り,酢で味付けをするなどの工夫をし,適度な運動も心がけている。母が倒れたため59歳で退職し,60歳から年金をもらい始めたので,収入が少ないところに,入院費用や薬代が高く,生活は厳しい。テレビを地デジ対応にする費用も出てこないほど。

・50代女性,一人暮らし,長田区で被災。被害はほとんどなかったが,夫と別れ,子どもも自立したため,3年前にこの復興住宅へ。知り合いの高齢者が話を聞いて欲しいとよく訪ねてくる。ヘルパー養成の学校に通ったこともある。病気を患い,その治療を11年続けている。手術もしたが身体がしんどい。「気で生きている」。

・40代男性,一人暮らし,灘区で全壊。近くの小学校に半年間避難,4年間の仮設住宅生活を経てこの復興住宅へ。この復興住宅に移ってよかった。糖尿病を患っており,週1回ヘルパーさんに来てもらっている。障害のためか話し辛そうな中,お話し伺いに応じてくださった。東日本大震災に関しては津波の怖さが印象に。

・70代女性,兵庫区で被災。とくに被害はなく,水道・ガスも止まらなかった。仮設住宅には行かず,この復興住宅に入居して10年あまり。ここの住み心地は悪くない。息子と同居。亡き夫は外国航路の船員だった。自分は年金をもらっているので,贅沢しなければ生活に問題はない。

・60代男性,灘区で全壊。「ボランティア ご苦労様です。今はなにも話す事はありません。」と支援シートに自ら記入。

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