第568回 神戸お話伺いメモ 2013/1/12 [2013年神戸お話伺いメモ]

前回の訪問は、参加者5名でした。

・70代女性。東灘区で全壊。もといた家はいいところだった。震災さえなければ…と今でも思う。2階建ての2階にいたので助かった。解体時に,押しつぶされた1階のつぶれ方のひどさを,改めて目の当たりにした。近くの中学の避難所から夏になって六甲アイランドの仮設住宅へ。この復興住宅へ入居して14年。長く母と2人暮らしだが,震災後のストレスからか認知症になり,自身も介護疲れで,10年前に心筋梗塞で倒れたことも。今は施設に入所している母が,まだ元気だった頃,法被を着て夏祭りを楽しんでいる写真を見せていただきながらのお話し伺いに。借り上げ復興住宅であるため,移転先の申し込みをしたところ,昨年は外れたが,今年は当たり,年明け早々に,この近くの市営住宅に移ることに。本当なら此処にずっと居たかったが,引越の手配や準備で頭がいっぱい。

・70代女性,一人暮らし。灘区で全壊。北区の仮設住宅を経て,この復興住宅に入居して15年目。子どもたちはもう独立したが,まだずっと勤めに出ている。うんでいるのは借り上げ復興住宅だが,期限まで5年もあるから,まだ大丈夫,ぎりぎりまで居続けたいと思っている。ちょうど帰宅されたところに出会ってのお話し伺いになったが,この後忘年会のため,再び出かけるとのことで,短時間で切り上げた。

・80代男性,一人暮らし。中央区で全壊。大阪府内の娘宅に避難した後この復興住宅へ入居して13年。身体に悪いところはないとのことだが,あまりお元気ではないのだろうか,出てこられるまでにやや時間がかかった。この部屋は借り上げ復興住宅で,2018年まで居られると聞いており,その後も継続して住めることを期待している。簡単に移転させられたらたまらない。

・50代?女性,一人暮らし。長田区で一部損壊。身体は特に悪いところはない。中央区内に一時住んでいたが,この復興住宅には,前に住んでいた人が引っ越したので,入居することができた。近所づきあいはほとんどなく,話す人もごく限られている。今一番不安なのは家のこと。4年前から毎年移転先の市営住宅の抽選を申し込んでいるが,不便なところには引っ越したくないし…。

・70代女性。足がやや不自由で,毎日病院通いが必要。2年前までは三宮で清掃のボランティアをしていた。毎日のように温浴施設へ半身浴に行っている。友人と喫茶店に行けるのは贅沢だとも。若い頃は赤十字などで仕事をしていた。(借り上げ復興住宅であるため期限が数年後に迫っているが)引越のことは考えたくない。

・女性。「開いているので(どうぞ)。」<一旦はお話し伺いに応じてもらえそうであったが,奥から夫と思われる男性が制止>

・20代?女性。「震災とは関係ないので,あまりよくわからない。」小さな子どもを連れて対応。

以上

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。