第573回 神戸お話伺いメモ 2013/3/23 [2013年神戸お話伺いメモ]

前回の訪問は参加者7名でした。

・40代男性、「元気にしています」と安否のみ。

・60代男性、奥さん30代の息子2人と4人暮らし。1階のエントランス(玄関)で長いお話になった。灘区で被災、全壊。14年前に入居。地震の時はまだ寝ていた。息子はアルバイトの新聞を配っていた。地震の時、近くに住んでいたおじさんが火災で亡くなったのが悲しい。友人のマンションの4階で1ヶ月暮らす。元の住まいでは材料の卸の店を出していた。民生委員を3期もされている。東北の地震では津波があった。神戸はそれがなかったが、今住んでいる所は海に近いので、又地震が心配だ。

・10歳くらいの男の子がインタホンに出て、「両親が今、いないので」と安否のみ。

・80代女性、東灘区で被災、全壊。ご主人と二人暮し。「あまり話したくない」「思い出したくない」と言われていたが、たくさんお話してくださる。震災の時は家の下敷きになり、午後3時頃に救出された。自分たちは怪我はなかったが、息子さんが怪我をされた(怪我は治ったそうです)。震災直後からテント生活で、とても寒かった。体調を崩し、数ヵ月後に病院に行ったが、満員で診てもらえなかったそうです。近所の方はほとんど亡くなった。2人の息子さんは、別のところに住んでいる。ご主人と二人暮しだが、ご主人もあまり体調がよくないそうです。「生きていても何もいいことがない。何の楽しみもない」と言われ、悲しかった。何か一つでも楽しみがあれば。その為には、どうしたらいいのか考えさせられました。

 参加者の感想(今日の訪問活動の成果は? 「やや満足」。お留守の方が多く、おられてもなかなかオープンに話をしてくださる方は少ないのが現実なのかなあと思っていましたが、お二人の方とお話できてとても嬉しかったです。今日は達成感がありました。初めて会う方に出会え、刺激をいただいています。)

以上
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