第577回 神戸お話伺いメモ 2013/5/25 [2013年神戸お話伺いメモ]

前回の訪問は参加者6名でした。

・70代男性。中央区で被災。全壊。半年ほど借家に、その後ここに入居。借り上げ住宅で、「20年期限」まであと5年。足が悪く、不便を感じると言っておられた。大阪ガスの職員と喧嘩になり、一回料金を払わなかったらガスを止められ、風呂はスーパー銭湯に行っている。料金は800円。このことをとても怒っておられた。

・80代女性。中央区で被災。半壊。入居11年。弟さんが北区にいて、残っているもので崩れた壁を止めて一緒に住んでいた。ミシンで直しもされている。ちょっとさびしがり?かも知れない。一見、弱弱そうで、付き合いがあまりなさそうな感じでした。

・80代女性。支援シート有り(ご家族、お名前、お年の“ご”“お”をすべて斜線で消しておられ、几帳面な方でした)。東灘区で被災。震災では無事。お友達の借家(おかげさまで大助かり)に住まわせて頂きました。一人暮らし。入居6年。おかげさまのひとことで、日々感謝するのみです。一番自分に無いものは、身内です。こればかりは運命でしょうし、肉親愛は生まれもった運でしょうから、かわりにあたたかい気持ちをうしなわず命をまっとうしたいと思っております。色々と長い間に出来た友人知人にかこまれて、さびしいと思ったことはありません。職場にもめぐまれました。一人っ子で育ちましたので田舎の広い家と50人を超えた職人さん等、ゴーッと機械の音が耳にのこっています。

・70代女性。灘区で被災。全壊。震災の時は、3姉妹でマンションに住んでいた。最初は1番館に住んでいたが、長女が亡くなり、広くて家賃も高いので、2年前からここに入居。老人会もあるが、姉と一緒に朝5時に起きて、一時間ほど散歩するのが日課で、ここに住んでいる人たちの交流の場になっている。70歳まで働いてられたせいか、とてもはつらつとしていて、人生を楽しんでおられるように感じた。いい感じの、おばちゃまでした。

・80代女性。中央区で被災。全壊。入居12年。今はひざが痛い程度で元気です、とおっしゃり、穏やかで凛とした美しい方だった。70歳まで働かれていた。老人会に入り、月に2回歩いておられ、とても若く見えました。仲間は7人から12人、一緒に歩かれています。震災時は妹さんのところですごされていた。不便なことは別にないとおっしゃった。気遣いもあり、「雨ですか、お気をつけて下さいね」とうれしい言葉を下さいました。

以上
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